Love is...

いつもそこにふたりがいたから

2016/2/18 SHOCK@帝国劇場

久しぶりの帝劇SHOCK、堪能してきました。
2階サイド側。良席とは言えなくて、舞台前方に出てきてくれると前の人の頭とどうしても被っちゃう時もあったけど、それはまぁ置いておいて。

ライバル役ヤラ初めてやったのよね、意識してなかったけど。ここのところ大阪で観ることしかなくて、ウチばっかりやったからなぁ。

何かで見かけたライバル役分析(?)で、ヤラは技術・パフォーマンスでいえばコウイチに負けないけど、スター性に欠ける。ウチは逆に持って生まれたスター性や人を惹きつける力はあるけど、技術不足や人としての幼さが欠点。…みたいなのがあって、それ読んだ時にも、なるほどなぁって思ったけど。それを実感した公演やったなぁ。

屋良っちの演じるライバル役は、コウイチに対する対抗心が弱い気がしてしまった。自分一人だけのし上がってやる!みたいな想いというか熱さを感じなかった。でもそれはある意味で、ヤラの持つ冷静さが良い味出してるとも言えるのかなぁ。…ウチの感情的な熱さに慣れてしまったのかな。

でもさすがに屋良っちのダンスは素晴らしかった。踊りの時はコウイチも見たいしヤラも見たいしで、目が大変やった。ライバル役があれだけ技術あると、コウイチの踊りもまた一段と映えるよね。2幕の二人で上下になって踊るやつ、夢幻やったかな、あれの完成度半端なかった。美しかったもんなぁ。

あとは何よりシェイクスピア劇の素晴らしさな!リチャードのシンクロがとても心地良くて、このしっくりくる具合は内くんじゃなかったなぁって思った。

ここまでこーいちさんのこと何にも語ってないな(笑)

こーいちさんは、前日から風邪気味のようで、声がどうも本調子じゃなく。ちょっと残念やったなぁ。特に1幕が大変そうやった。オフの劇場で千秋楽終わって幕が降りた瞬間、咳き込んでたからな。出てないわけじゃないんやけど、声の伸びが…うーん。

オンの楽屋のシーン、鏡台前に座ってめっちゃ水飲んでたのも衝撃。半分弱くらい飲んでたからな。階段落ちも、なかなかしんどそうやった。喘ぎ→息止まり→咳込み、が痛々しくて。

でも、2幕からはちょっと戻った感じ。何よりやった。

今年のリカちゃんは若いね、とにかく。肌のハリが違った(笑)そして何よりお胸が…ねぇ←
言葉あれやけど、ソリタリの黒ドレスがもうエロかったよね。谷間すごかった。なんの話や。

ちょいとボーイッシュな感じで、声は安定しててよかったんやけど…彼女は、コウイチに夢中な感じが薄かった気がするなぁ。滲み出る若さからか、一人でも生きていけそうな強さがあるわけではないんやけど、男に頼って生きてく感じじゃないのよな。だからヤラに対しての素っ気なさが際立たないというか何というか。ただの性格に感じるのよな。

こんだけ文句っぽいとこばっか書いたけど、満足はしてるのよ!説得力ないけど!

こーいちさんのリチャードは相変わらず恋しかけたし、ハムレットの衣装が黒で両腕のとこがマント風に変わってたのもテンションあがったし、コウイチのフライングは相変わらず美しくて気持ちよさそうやったし。

来年は、また地方公演復活かな。SHOCKばっかりになるこーいちさんは正直ちょっと寂しいし、体力もそろそろ大変そうやな感じやから、あんま無理はして欲しくないけど。

彼のライフワークで、大切にしてる舞台は、やっぱり同じように大事に思いたいよ。

とにもかくにも、良いショーだったわ!